No.11    <頒布室へ戻る> 


 「筆架・静寂に憩う」 2



       



      

■ 着想
 文房四宝という言葉がある。しかし筆を置く道具についてはあまり重きが置かれていない。しかしこんな道具があったらどうだろうかと思いをはせた。

■ 胎
 チークの厚い板を角材に切り分けて胎を作っていきます。チークは今では大変貴重な材料で安定性の高い作品を目指しました。

■ 技法
 底部分は麻布を着せ、全体は摺り漆、筆をおく部分は下地を施し、夜光貝の螺鈿大きな金の置き平目。さらに塗り込み、蝋色塗りで漆黒の艶上げを目指しました。中央にはつまみをつけています。
 真珠光や朱の飾りつまみで机上に存在感を演出します。

■ サイズ
 17×4×5 p

■ コメント
 文房四宝に加えられればいいなと思う。

■ 販売価格
 12万円